丑三さん

『そこは、たしかに存在していた場所でした。』

まるで日本画の余白のように 逆に埋め尽くさない空間の大事さ、
また空間のみならず、時間的にも余裕というものの大切さを教えてくれた場所でもあります。
忙しかった時期にあっても、阿佐ヶ谷住宅というぜいたくな余白ある空間、またそこで流れていた時間の質を思うと古い建築に住むという苦労はあれど懐かしいものとして忘れがたいものです。